CentOSにGoogle Noto フォントをインストール

サーバサイド(CnetOS6.5)でPDFを生成するために日本語フォントが必要だったので、Notoフォント(Noto Sans Japanese)をインストールしてみました。

フォントファイルをダウンロード

フォントファイルをダウンロードして任意のディレクトリに解凍します。

$ mkdir noto
$ curl -O -L http://www.google.com/get/noto/pkgs/NotoSansCJKJP-hinted.zip
$ unzip NotoSansCJKJP-hinted.zip -d ./noto

フォントファイルをコピー

a.システムワイドにインストールする場合

/usr/share/fonts/ 以下に任意のディレクトリを作成し、フォントファイル(*.otf)をコピーします。 (ディレクトリは作成せず、fontsディレクトリ直下にコピーしてもOKです。 )

フォントファイルのパーミッションは644に変更します。

$ sudo mkdir -p /usr/share/fonts/noto
$ sudo cp ./noto/*.otf /usr/share/fonts/noto/
$ sudo chmod 644 /usr/share/fonts/noto/*.otf

b.ユーザ毎にフォントをインストールする場合

ユーザのホームディレクトリ直下に.fontディレクトリを作成し、そこにフォントファイルをコピーします。

$ sudo mkdir -p ~/.fonts/noto
$ sudo cp ./noto/*.otf ~/.fonts/noto/
$ sudo chmod 644 ~/.fonts/noto/*.otf

フォントキャッシュを更新

コピーしたフォントを有効にするために、fc-cacheコマンドを実行してフォントのキャッシュを更新します。

$ sudo fc-cache -fv
## フォントディレクトリを指定する場合
$ sudo fc-cache -fv <path-to-font-directory>

コマンドオプションは、-fがキャッシュの強制再生成、-vが進捗表示です。

フォントディレクトリを指定しなかった場合は/etc/fonts/fonts.conf<!-- Font directory list -->に定義されているディレクトリ以下にあるフォントファイルが自動的に読み込まれます。

私の環境では<!-- Font directory list -->は以下のように定義されていました。usr/share/fontsが含まれているので、その配下のnotoディレクトリ内のファイルも自動的に読み込まれます。

<!-- Font directory list -->

<dir>/usr/share/fonts</dir>
<dir>/usr/share/X11/fonts/Type1</dir> <dir>/usr/share/X11/fonts/TTF</dir> <dir>/usr/local/share/fonts</dir>
<dir>~/.fonts</dir>

結果確認

fc-listを実行して、インストールしたフォントが表示されれば作業完了です。

$ fc-list
Noto Sans CJK JP,Noto Sans CJK JP Bold:style=Bold,Regular
Noto Sans CJK JP,Noto Sans CJK JP Thin:style=Thin,Regular
Noto Sans CJK JP,Noto Sans CJK JP Regular:style=Regular
Noto Sans CJK JP,Noto Sans CJK JP Medium:style=Medium,Regular
Noto Sans CJK JP,Noto Sans CJK JP Black:style=Black,Regular
Noto Sans CJK JP,Noto Sans CJK JP Light:style=Light,Regular
Noto Sans CJK JP,Noto Sans CJK JP DemiLight:style=DemiLight,Regular

参考

noto  font  centos  linux 
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